子育て

学童保育とはどのような事業か。公営や民間など学童保育の種類と利用できない日の預け先

これから小学校入学を迎える家庭や小学生の子どもと暮らす家庭では、学童保育について知りたいママやパパもいるのではないでしょうか。今回は、学童保育とはどのような事業なのかや種類、学童保育が休みの日などに利用した子どもの預け先について、厚生労働省や文部科学省の資料をもとにご紹介します。

学童保育とは

厚生労働省の資料によると、学童保育とは、共働き家庭など留守家庭小学生に対して、学校の余裕教室や児童館、公民館などで放課後などに適切な遊びや生活の場を用意し、健全な育成を図る事業の通称で、放課後児童クラブや放課後児童健全育成事業のことを指すそうです。

 

2018年に公表された「新・放課後子ども総合プラン」によると、共働き家庭などの「小1の壁」「待機児童」を解消するとともに、全ての児童が放課後を安全で安心に過ごし、多様な体験と活動ができるよう、放課後児童クラブと放課後子供教室といった2つの事業で計画的な推進を図るために、新しいプランが策定されました。

 

出典:放課後児童クラブ関係資料/厚生労働省

出典:新・放課後子ども総合プラン/厚生労働省

学童保育の種類

一般的に学童保育と呼ばれる事業を種類別にご紹介します。

放課後児童クラブ

iStock.com/JGalione

 

放課後児童クラブは、共働き家庭など留守家庭の児童に対して、児童館や学校の余裕教室、公民館などで放課後に適切な遊びと生活の場を与えて、子どもの健全な育成を図る事業です。利用対象は、2015年4月から施行された「子ども・子育て支援新制度」により、小学4年生から6年生まで拡大しました。

 

厚生労働省が2018年に公表した資料によると、登録児童数は1,234,366人に、放課後児童クラブ数は25,328カ所とそれぞれ過去最高を更新しています。放課後児童支援員数も90,769人と前年より増加しました。しかし、利用できなかった待機児童数は、全体で17,279人となっており、前年と比べると109人増。小学1年生から3年生は前年より減少しましたが、小学4年正から6年生は増えています。

 

出典:放課後子供教室と放課後児童クラブの連携/文部科学省

出典:平成 30 年(2018 年) 放課後児童健全育成事業(放課後児童クラブ)の実施状況/厚生労働省

放課後子供教室

放課後子供教室推進事業は、青少年の問題行動の深刻化や地域と家庭の教育力の低下など緊急的な課題に対応し、未来の日本を創る子どもを社会全体で育むために始まった事業です。文部科学省の資料によると、地域の大人の協力を得て、学校などを活用し、緊急かつ計画的に子どもたちの活動拠点を確保して、放課後や週末などにおけるさまざまな体験活動や地域住民との交流活動などを国が支援するものとされています。

 

放課後子供教室では、コーディネーターが取り組みの企画をし、担当者の確保や全体の調整を行ないます。学習支援や多様なプログラムの実施、安全管理は教育活動推進員や、教育活動サポーターと連携・協力して提供しているようです。

 

出典:放課後子供教室の概要/文部科学省

出典:3.各事業の評価/文部科学省

民間学童保育

民間の学童保育とは、企業やNPO法人などが運営する施設のことを指すようです。直接利用者から料金を徴収するため、自治体が運営する施設より費用が高めではありませすが、利用できる時間帯が長いことや保護者のニーズに合わせた遊びや学習の場が提供される場合もあるようです。施設によって内容は異なりますが、夕食の提供や入浴、宿泊なども依頼することができる学童保育もあるそうなので、仕事の終わる時間が遅い家庭は助かるかもしれません。

 

公営の学童保育の場所が自宅と遠い場合や、満員のため入れなかった場合などに、民間の学童保育を選択したというママやパパの声がありました。

学童保育以外の子どもの預け先

iStock.com/kohei_hara

 

共働きをしている家庭や、ひとり親家庭では、学童保育休日や利用時間外にも子どもを預かってもらいたいこともあるかもしれません。ママやパパたちに、学童保育以外に子どもの預けた相手について聞いてみました。

ベビーシッターサービス

「うちの子が利用している学童保育は閉所時間が早いので、仕事で遅くなる日はベビーシッターサービスに依頼しています。子どもを小学校まで迎えに行ってもらい、自宅で私か妻が帰宅するまで遊び相手をしてくれるので助かります」(40代/7歳児のパパ)

 

「学童保育がお休みの日に備えて、学童保育への申し込みといっしょにベビーシッターサービスにも登録しました。学童保育の休日や流行性感染症などで施設が利用できない場合に備えて子どもの預け先を確保しておくと、仕事に集中すやすいです」(30代/8歳児と9歳児のママ)

 

学童保育以外に、ベビーシッターサービスを利用している家庭があるそうです。子どものクラスが学級閉鎖になった場合、学童保育の利用ができないこともあるようなので、いざというときの預け先として、利用時間の幅が広いベビーシッター会社に登録しているというパパの声もありました。

ファミリー・サポート・センター

「夏休みなどの長期休業になると、子どもが『学童保育に行きたくない』『外で遊びたい』と言うことがありました。子どもにも息抜きが必要だと感じ、ファミリー・サポート・センターに外遊びの見守りを依頼したことがあります」(40代/9歳児と12歳児のママ)

 

ファミリー・サポート・センターに子どもを預かってもらったママもいるようです。ファミリー・サポート・センターは自治体が運営する地域の相互支援事業で、支援を受けたい方と支援を行ないたい方がそれぞれ会員登録し、依頼内容によってセンターが仲介しています。

 

出典:ファミリーサポートセンター/女性労働協会

学童保育や子どもの預かりサービスをじょうずに利用しよう

iStock.com/JGalione

 

学童保育とは、学童保育士動員を配置して放課後と土曜日や長期休業日に子どもの生活を保障する事業で、放課後児童クラブや放課後子供教室などの種類があります。学童保育の利用対象は、共働きなどのために放課後や昼間に保護者が留守の小学生とされています。公営と民営には、利用時間や料金、サービス面でさまざまな違いがあるそうなので、家庭に合った施設か事前に確認するとよいでしょう。学童保育以外の子どもの預かりサービスや事業もあるそうなので、必要に合わせてじょうずに利用できるとよいですね。

学童保育の利用時間外に子どもを預けたいときは「キズナシッター」に

小学生の子どもの預け先を探す家庭のなかには、「学童保育に入所できなかった」「学童保育の休日に子どもを預かって欲しい」というママやパパもいるようです。小学生の放課後や長期休業中の預け先に、「キズナシッター」を活用してみてはいかがでしょうか。

 

キズナシッターには、保育士または幼稚園教諭、看護師いずれかの資格を所有したベビーシッターのみが登録しています。0歳から12歳までの赤ちゃんや子どもを同時に3人までシッティング可能なため、兄弟がいる家庭からは「未就学児の下の子といっしょに子どもを預けやすい」と好評です。

 

利用時間は365日いつでも5:00から23:59までと広範囲のため、子育てしながら働くママやパパにとって利用しやすいといえるでしょう。会員登録や年会費は一切かからないため、いざというときの預け先のひとつとして、キズナシッターのアプリをダウンロードするところから始めてみてはいかがでしょうか。

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