働き方

パート保育士の人間関係の悩みを解説。こんなときどうしていけばよいの?

どんな仕事でも人間関係の悩みはありますが、保護者や同僚、パートや正規職員などさまざまな立場の人と接する保育士の世界は特に複雑と言われることが多いようです。特にパート保育士となると、勤務時間が限られたり、交流の場も少ないため、正職員と人間関係を築いていくことが大変と感じている人もいるでしょう。今回は、保育園での人間関係の悩みについて具体例とともに解決策も紹介します。

パート保育士の人間関係

保育士が仕事をしていく中で、職場の同僚と人間関係を築いていくことは、とても大切なこと。これはパートも正規職員も一緒ですね。

 

子どもの安全を守る上でも、楽しく過ごせるようにする上でも、保育士同士が協力体制にあると保育室の雰囲気も変わってくるようです。

 

しかし、人間同士なので、なかなか関係を築いていくのが難しいという時もありますよね。

 

パートの保育士としての立場もあり、こうした人間関係の悩みは尽きないのではないでしょうか。

 

こうした悩みには、原点に立ち返って考えてみましょう。

 

子どもにとっては、正規職員もパート保育士も同じ「先生」に変わりありません。

 

子どもたちが、不安になることがないよう、協力し合える関係を築けたらよいですね。

 

職場内で解決できるかもしれない悩み

職場内で解決できるかもしれない悩み

Yusei/Shutterstock.com

 

パート保育士の先生方が抱える悩みの中には、心がけや取り組み次第では解決できる悩みもあるかもしれません。

 

悩みの具体例とともに解決策も紹介します。

 

連絡事項が伝わってこない

パート保育士が仕事をしていると、連絡事項が伝わってこないということがあるようです。

 

パートの保育士は、複数担任のクラスに入ることも多いうえに、働く時間が限られているため、会議に参加できなかったり、子どもの送迎に対応しないこともあるでしょう。

 

そのため、重要な連絡事項や子どもの様子などの申し送り事項で、伝達ミスが起きやすいといえます。

 

特に、ゆっくり話す時間が取れない、保育業務の中ではよくあることのようです。

 

〈解決策〉

自分から積極的に聞く・引継ぎや連絡事項はノートも活用する

 

「私だけ連絡事項を教えてもらえない」と早とちりしてはいけません。

 

関わる職員の数が多くなると、どうしても伝達ミスはおきるもの。

 

まずは自分から積極的に一緒に組んでいる先生に聞いてみましょう。

 

もし、保育活動によって時間が取れない場合には、連絡事項ノートを作ったり、会議については議事録がないか聞いてみる、ない場合は作ってもらうようお願いしてもよいかもしれません。

 

一緒に組んでいる先生とうまく関係を築けない

一緒に組んでいる先生と、どのように関係を築いていけばよいのだろうと悩むことがあるかもしれません。

 

パート保育士にとって、一緒に組む先生の存在は大きいですよね。

 

最初は分からないことが多いので、何をするにも、まずその先生に確認を取ってからでないと難しいと感じていませんか。

 

〈解決策〉

職員と関係を築き、クラスの先生がどんな先生が聞く

 

保育園には、さまざまな先生がいます。

 

日々挨拶を交わす中で、話しやすい先生が出てくるかもしれません。

 

それが事務や給食の先生でもよいのです。

 

話しやすい先生と関係を築き、一緒に組んでいる先生がどんな先生なのか聞きましょう。

 

その中で、性格や趣味が分かるかもしれません。

 

情報をもとに、少しずつ関係を築いていければよいのではないでしょうか。

 

失敗を重ねてしまい、仕事を任せてもらえない

保育を進めていく上で、失敗を重ねてしまい、仕事を任せてもらえないことが出てくるかもしれません。

 

失敗をしてしまうと、挽回しようとがんばってもうまくいかないこともありますよね。

 

そんなとき、周囲と関係がぎくしゃくしてしまうこともあるかもしれません。

 

〈解決策〉

きちんと失敗について謝罪をし、解決策を相談していく

 

まずは、もう一度、失敗をして迷惑をかけた先生に謝りましょう。

 

子どもたちがいる中だと、なかなかきちんと謝罪できていなかったこともあるかもしれません。

 

解決策についても、自分の考えを述べた上で、どのようにしていけばよいのか相談してもよいと思います。

 

長く、その園に勤めている先生や、ベテランの方のほうが具体的な解決策が見つかるかもしれません。

 

勝手に自分で進めてしまうと、さらに関係が悪化してしまうこともあるので相談はこまめにしていきましょう。

 

人間関係を築くことが苦手

人間関係を築くことが得意な人と苦手な人がいます。

 

しかし、保育現場では苦手だからといって、関係を築かないわけにはいきません。

 

職員同士の協力体制を作っていく上でも大切になってきます。

 

〈解決策〉

まずは挨拶から、少しずつ関係を築ける努力をする

 

まずは、挨拶からがんばりましょう。

 

初対面の先生には、きちんと自己紹介をしていくと、相手もあなたの存在を意識してくれるようになります。

 

一度、言葉をかわすと、その後は挨拶もしやすくなるでしょう。

 

無理はせず、少しずつ関係を築いていくことで、保育園に馴染んでいけるのではないでしょうか。

 

 

気配りが難しい

担任として一緒に組む正規職員が保育活動を主に進め、パート保育士がサブとして、正規職員のサポートにまわる、という保育園も多いのではないでしょうか。

 

こういう現場で、正規職員のねらいや方針がうまく理解できず、どのようにサポートしていけばよいのか悩む場面も出てくるかもしれません。

 

毎日、あっという間に進む保育活動の中では、一回一回確認することも難しいでしょう。

 

〈解決策〉

担任だけで話す機会を作り、保育に対する思いを共通理解できるようにする

 

担任だけでゆっくり話せる機会を作ってもらいましょう。

 

例えば、子どもがお昼寝している時間に、短時間でよいので保育に対する思いを聞いたり、どのようなサポートをしてほしいかなど具体的に聞いていくことで、お互い理解できることも増えていくかもしれません。

 

話し合いの積み重ねが、より良い保育につながっていきますよ。

 

人によって対応を変えることが難しい

保育園には、さまざまな先生がいます。

 

その日によって気分にムラがあったり、声をかけづらい先生がいたりと、慣れるまでは人によって対応を変えるのが難しいことも出てくるかもしれません。

 

〈解決策〉

どんな先生なのかを理解し、無理しない程度に対応を変える

 

どんな先生なのかを早めに理解していくとよいかもしれません。

 

仲良くなった先生や、一緒に働くパート保育士に気になる先生の特徴を聞いてみることで、どのように関わっていけばよいのか見えてくることもあるかもしれません。

 

無理しない程度に対応を変えていき、人間関係を築いていけるようにしましょう。

 

正規職員の方が年下で、経験が浅い

パート保育士の中には、一緒に組んでいる正規職員が、自分より年下で経験が浅い場合もあるのではないでしょうか。

 

そんなとき、どう対応すべきか悩むこともあるかもしれません。

 

経験豊富な先生から見れば、日々の保育に対して「もっとこうすればいいのでは」と、先輩としてアドバイスしたくなることもあるようです。

 

〈解決策〉

その職場に先に入っている先輩なのは変わりないので「先輩」として立て、気になることが出てきたときには、軽くアドバイスをする

 

年下の職員であっても、先にその園に入っている先輩であるのは変わりありません。

 

きちんと、「先輩」として立てていくことが大切でしょう。

 

その上で、気になることが出てきたときには、軽くアドバイスをしてみてはいかがでしょうか。

 

けして上から意見を押し付けるのではなく「こういうやり方もあるようですよ」と、保育で子どもに遊びを提案するようなイメージをもつとよいですね。

 

正規職員は、パートよりも重い責任を負っていることもあるので、その先生のことを尊重した上で取り組んでいくと、円滑に進むでしょう。

 

今の職場以外にも目を向けてもよいかもしれない悩み

今の職場以外にも目を向けてもよいかもしれない悩み

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人間関係の悩みというのは、なかなか解決できない悩みのひとつでもあります。

 

勤務園以外に目をつけてもよいかもしれない悩みについて、具体例と解決策を紹介します。

 

自分にだけ冷たくされてしまう

人間関係を築けるよう努力しているのに、自分にだけ冷たくされてしまうということもあるかもしれません。

 

以前から勤めている先生同士の仲がよく、なかなか馴染めないこともあるでしょう。

 

〈解決策〉

園長先生や主任の先生に相談をする。解決ができないようなら転職も視野に入れる

 

園長先生や主任の先生に相談しましょう。

 

現状をきちんと伝えていくことで、改善していくこともあるかもしれません。

 

もし、それでも難しいようであれば転職を視野に入れてもよいかもしれません。

 

保育士を必要としている職場はたくさんあります。毎日、楽しく仕事ができる職場を見つけましょう。

 

毎日の人間関係に疲れてしまう

保育園には、さまざまな先生がいます。

 

先生によって対応を変えたり、先生同士のグループができていたり、悩みは尽きないこともありますよね。

 

そんなとき、毎日の人間関係に疲れてしまうことも出てくるかもしれません。

 

〈解決策〉

園長先生や主任の先生に相談をする。毎日無理して勤務をするようなら転職も視野に入れる

 

園長先生や主任の先生に相談しましょう。

 

園長先生や主任保育士は、保育士同士の人間関係を円滑になるよう努めることも役目のひとつです。

 

解決策を示してくれるかもしれません。

 

それでも難しいようであれば、転職を視野に入れてもよいかもしれません。

 

人間関係に疲れてしまい、保育士の仕事は諦めようと思うこともあるでしょう。

 

しかし、比較的わずらわしい人間関係がなくて子どもにかかわれる、ベビーシッターという仕事もあります。

 

自分にとって、どんな働き方がよいかじっくり考えてから動きだしてもよいかもしれません。

 

パート保育士でも人間関係の悩みをなくせるような働き方を

パート保育士でも人間関係の悩みをなくせるような働き方を

milatas/Shutterstock.com

 

パート保育士にとって、人間関係の悩みは尽きないものですよね。

 

保育士は本来、子どもたちが安全に楽しく園生活を送れるよう、職員同士が協力しあい、連携できる体制をつくらなければなりません。

 

保育者が、悩み、沈んだ顔をしていると子どもも心配になるでしょう。

 

悩みを抱えたままにはせず、園長先生や主任保育士に相談しましょう。

 

話すことで、見えてくることもあるかもしれません。

 

それでも、難しい場合には転職も視野に入れていく方法もあります。

 

パート保育士でも、人間関係の悩みをなくせるような働き方を見つけていきましょう。

 

キズナシッターでは、「保育士資格、幼稚園教諭免許だけ」が登録できる、ベビーシッターのマッチングサービスを提供しています。

 

ベビーシッターは、利用者さんと子どもとのやりとりが中心になるため、人間関係が比較的シンプルです。

 

自分の空いている時間、最低2時間からお仕事が可能なため、時間の融通がききやすいです。

 

また、時給は1600円からとなり、働き方によっては高収入も期待できます。

 

今までの保育経験を活かし、子どもの個性や興味に応じて保育ができるベビーシッターも選択肢のひとつに考えてみてはいかがでしょうか。

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