働き方

保育士とベビーシッターのお仕事を比較!給与、業務内容、人間関係、働きやすさの違いは?

近年、共働きの家庭が増えていますが、待機児童の解消はなかなか進まず、核家族化によって、子育てで頼れる人が少ない家庭も増えています。そんな中、ベビーシッターという仕事に期待が寄せられ、注目が集まっています。保育士経験がある方で、ベビーシッターに興味を持った方もいるのではないでしょうか。今回の記事では、保育士とベビーシッターの違いや、保育士の経験をどのようにベビーシッターに活かすことができるのかご紹介します。

ベビーシッターとはどんな仕事?

ベビーシッターは、利用者のご自宅に伺い、保護者に変わって子どものお世話をする仕事です。

 

ご家庭によっては、子どもと遊ぶだけでなく、身の回りのお世話や習い事の送迎や宿題のサポートをすることもあるようです。

保育士とベビーシッターの違い

保育士とベビーシッターにはどのような違いがあるのでしょうか。要点を表にまとめてみました。

 

 

保育園の保育士 ベビーシッター
必要な資格 保育士資格 なし
仕事の場所 保育園 利用者の自宅
子どもの人数 多人数の子ども 1人または2、3人
関わる人 職員、保護者、子ども 利用者、子ども
雇用形態 正社員 個人、アルバイト、派遣社員など
労働時間 基本8時間 自由に決められる
給与 平均22万円 時給平均1000円~1500円

 

 

必要な資格

正職員の保育士になるためには、保育士資格を取得する必要があります。

 

保育士資格は国家資格であり、取得するためには保育士養成学校へ通うか、保育士試験に合格しなければなりません。

 

一方、ベビーシッターとして働くために必要な学歴や資格は特にありません。

 

もしベビーシッター専門の勉強をしたいという方には、民間資格である「認定ベビーシッター」があります。

 

また、ベビーシッターとして働く上で、保育士資格を持っていることは、利用者にとっては信頼性が高く、有利になるといえるでしょう。

仕事場所

一般的な保育士は、主に保育園や施設で働くことがほとんどです。

 

一方、ベビーシッターは、基本的に利用者の自宅で働くことが多いでしょう。他に託児ルームや保育関連施設で働く場合もあるようです。

 

お世話する子どもの人数

保育園では、ほぼ必ず集団保育となり、複数の子どもを1人の保育士で見ます。

 

一方、ベビーシッターは、個別保育となり、1回のシッティングで受け持つ子どもの人数は1人。きょうだいなどで多い場合で2、3人程度となります。

 

関わる人

保育園は、複数の職員が勤務しているため、保育士同士で連携するとともに、栄養士や看護師との関わりもあります。

 

ここに、保護者や子どもも加わり、人間関係はやや複雑になるといえるでしょう。

 

一方、ベビーシッターの仕事は、関わりを持つ相手が利用者と子どもだけであることが多く、関係性を築きやすいといえるかもしれません。

 

働き方(雇用形態、労働時間、給与)

正社員で採用された保育士は、労働時間は基本的に8時間程度ですが、行事の準備や書類制作等の業務で残業をすることもあります。

 

給与は全国平均で約22万円となり、時給に換算すると約1300円ほどです。

一方ベビーシッターは、パートやアルバイトとして働く人が多く、労働時間は自分で決められ、時間の融通がききやすいといえるでしょう。

 

時給は平均1000円~1500円で、会社によってはそれ以上の場合もあるようです。

 

出典:保育士等に関係する資料 / 厚生労働省

 

保育士の経験を活かせるポイント

保育士の経験を活かせるポイント

anekoho/Shutterstock.com

 

保育士の経験をベビーシッターに活かせるポイントはどのようなところなのでしょうか。

 

国家資格の信頼感

国家資格でもあり、普段は多くの子どもを見ている保育士に、自宅でマンツーマンで子どもを見てもらうことは、利用者にとって大きな信頼感を持ってもらえるようです。

 

保育士という資格に自信を持ち、専門的なスキルを活かし子どもに接していくことが大切になるでしょう。

 

幅広い年齢の子どもへの対応力

保育園では、0~6歳という幅広い年齢の子どもたちが生活しています。

 

年齢によっても、援助する方法が変わってきたり、一人ひとりの発達や性格によっても対応は変わってきます。

 

ベビーシッターという言葉から、乳児保育を連想される方も多いかもしれませんが、実際は幼児~小学生など、ある程度大きな年齢の依頼も多いそうです。

 

そのため、保育園で培った幅広い子どもへの対応力は、ベビーシッターとして働く場合でもすぐに役立つスキルです。

 

1対1で子どもに向き合えるベビーシッターは、子どもとより深く関わることができます。

 

子どもの「やってみたい」という思いを、より大切に保育していけるでしょう。

 

書類作成のスキル

保育園には、月案や週案、個人記録などさまざまな書類があり、それらを保育士の専門的な視点から作成していくことが業務のひとつになっています。

 

ベビーシッターも保護者や会社への報告書類を作成しますが、日頃からさまざまな書類を作成している保育士であれば、ほとんど苦労することはないでしょう。

 

また、保育園では対応する子どもの人数が多く、書類を書く時間がなかったり、詳しく記録を書くことが難しいこともあるようです。

 

一方で、ベビーシッターは、お世話する子どもの人数が比較的少ないことから、個人に対して丁寧に書くことができるので、保護者に好感を持たれることもあるとか。

 

保育園で培った書類作成のスキルは、ベビーシッターにおいても存分に生かすことができそうですね。

 

保育士の資格と経験を生かしてベビーシッターという働き方も

保育士の資格と経験を生かし

kai-keisuke/Shutterstock.com

 

現在保育園で働いている保育士さんの中には、「子どもともっと深く関わりたい」と考えている方もいるのではないでしょうか。

 

ベビーシッターは個別保育であるため、子どもの思いに寄り添った保育がしやすいことが大きな魅力のようです。

 

保育園とベビーシッターは働き方において違いがありますが、保育士という資格と、保育園での経験は、ベビーシッターでも大いに生かされることでしょう。

 

キズナシッターは、保育士資格または幼稚園教諭免許、看護師免許を持つ方だけが登録できる、ベビーシッターサービスです。

 

時給は1600円から自身で設定でき、お仕事は最低2時間からでもOK。

 

時間の融通が効かせることができます。

 

保育士資格を活かし、一人ひとりの子どもとじっくり関わることのできるキズナシッターを検討してみてはいかがでしょうか。

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