働き方

パート保育士が「辞めたい」と思う理由と解決策を紹介!

保育園では正規職員の他にもさまざまな立場の人が働いていますが、正規職員だけでは手が回らない所に、パート保育士が入り、円滑に保育を進めてている現場も多いようです。働く側にとっては、比較的短い時間で働けるなどメリットがあるパート保育士ですが、中には、思い描いていた仕事と現実が異なり「辞めたい」と悩みを抱えている方もいるでしょう。ここでは、パート保育士の具体的な悩みとその解決策を紹介します。

パート保育士の悩み

パート保育士の中には「家庭との両立を考えてこの仕事を選んだ」「責任ある正規職員ではない働き方を希望してこの仕事を選んだ」など、さまざまな理由で働いている方が多いようです。

 

しかし、いざ仕事を始めてみると、人間関係や仕事内容、働き方などで、パートならではの悩みが出てくることもあるようです。「辞めたい」と思い悩むときもあるでしょう。そんな時は1人で悩まず、解決への糸口を見つけていきましょう。

 

人間関係

保育園という職場では、保護者や同僚、パートや正規職員などさまざまな人と接するため、人間関係が複雑と言われることが多いようです。ここでは人間関係の悩みの内容と解決策についてまとめてみました。

 

職員・同僚との関係

パート保育士は、勤務時間が限られていたり、交流の機会が少ないために、なかなか正規職員と関係を築いていくことが難しいと悩む方も多いようです。

 

特定の先生とうまく関係を築けなかったり、園の雰囲気に馴染めないなど、同僚の先生との関係に悩み、辞めたいと思うこともあるでしょう。

 

〈解決策〉

コミュニケーションを積極的に取ろう

 

自分から挨拶をしたり、分からないことがあったら積極的に聞いていきましょう。毎日、慌ただしい保育業務の中で、正規職員がパート保育士との関係も気にかけていくのは難しいことです。

 

一人でも話しやすい先生を見つけ、少しずつ関係を築いていきましょう。人間関係の悩みを抱えた時に、相談しやすい相手を探しておくことも大切なことです。

 

保護者との関係

保護者からしてみれば、正規職員もパート保育士も同じ「先生」です。保護者から子どもの様子を聞かれたり、行事について詳しく聞かれることもあるでしょう。

 

その場合、うまく正規職員に取り次げば済むこともありますが、きちんと答えられないことが続いてしまうと不信感へつながることもあります。関係がぎくしゃくしてすることもあり、そのような積み重ねで、辞めたいと思うこともあるようです。

 

〈解決策〉

一緒に組んでいる先生と密に情報交換をする・自分の役割を軽く説明する

 

保護者対応を行う前に、一緒に組む先生と保護者についても情報を共有しておきましょう。

 

保護者の中には、細かく園での様子を知りたい人もいるでしょう。特別な対応が必要な人の場合には、同僚に対応をお願いしたり、些細なことでも密に情報交換をしていくことで解決できることもあるかもしれません。

 

必要に応じて、自分はパート保育士であり、勤務時間が短いため、答えられることに限界があることなどを、保護者に軽く説明してもよいかもしれません。保護者も役割を理解することで、重要なことについては、聞く相手を変えてくれるでしょう。

 

仕事内容

仕事内容

elwynn/Shutterstock.com

 

パート保育士として仕事を始めるときに、仕事内容について確認していたにもかかわらず、自分の考えていた内容と、実際の内容にギャップが生じることもあるようです。仕事内容の悩みの具体例と解決策をまとめました。

 

責任が大きすぎることを任される

保育園によっては、慣れてくるとパート保育士が1人担任としてクラスを任されることもあります。パートの保育士の中には、責任があまりに大きすぎる立場を避けるために、パートを選択する人もいるようです。そのような場合は、自分が思い描いていた仕事内容とは異なり、働きにくさを感じることもあるでしょう。

 

〈解決策〉

園長先生や主任に相談をする

信頼されていると思い、頑張ってみる

難しいと考えるときには転職の視野に入れる

 

1人担任になると分かった時点で、園長先生や主任保育士に相談をしましょう。私生活とのバランスが取れなくなるなど、仕事に影響が出ると理解してもらえればサポートしてくれる先生を配置してくれることもあるでしょう。

 

1人担任を任されるということは、それだけ保育技術があるということです。将来的に正規職員になりたいなど、具体的なプランがある場合には、自分のスキルアップにつながると思い頑張ってみてもよいでしょう。

 

どうしても、1人担任は難しいと感じる場合には、転職を視野に入れてもよいかもしれません。自分の理想とする働き方ができることを前提に、就職活動を行いましょう。

 

雑務ばかり任される

パート保育士の中には「子どもに関わりたい」と思って仕事を始めたのに、掃除や洗濯、制作準備、食事の配膳・片付けなど、雑務ばかり任され、子どもとあまり関われないということもあるようです。

 

その場合、仕事に対するやりがいを感じられず辞めたいと思うことがあるかもしれません。

 

〈解決策〉

保育園にとっては大切な仕事、円滑に回っているのは自分のおかげと思う
やりがいを感じられなくなっている場合には、園長先生、主任に相談する

 

雑務も保育士の大切な仕事です。パート保育士が雑務を担うことで、正規職員の方はその分子どもに集中できるでしょう。保育活動が滞りなく円滑に回っているのは、自分のおかげと思いましょう。

 

やりがいを感じられない場合には、園長先生や主任保育士相談をするのもひとつの手段です。子どもと関わる時間を増やしてもらえるかもしれません。せっかく子どもたちが生活する環境にいるのですから、子どもの成長など肌で感じていきたいですよね。

 

書類を書くことが多い

保育園の業務では、書類作成も負担が大きいものです。正規職員だけでは手が回らず、時にはパート保育士も一部を任されることもあるようです。場合によっては、家庭に持ち帰って書くことにより負担が増え、辞めたいと思うこともあるでしょう。

 

〈解決策〉

一緒に組んでいる先生に相談し、時間内で出来る範囲にしてもらう

 

一緒に組んでいる先生に相談しましょう。パート保育士が連絡ノートを中心に書くなど、書類の内容に応じて担当を決めてもよいかもしれません。押し付けるかたちではなく、協力して書類業務を行っていけるよう相談しましょう。

 

保育するクラスが安定しない

パート保育士の中には、休みの職員がいるクラスにフリー保育士として入る場合もあるようです。

 

保育を行うクラスが安定しないと、子どもたちと信頼関係を築くことが難しく、乳児クラスでは人見知りで泣かれてしまったり、幼児クラスでは子どもに馴染めないこともあるでしょう。

 

自分自身がどのように対応していけばよいのか悩み、働きづらさを感じることもあるかもしれません。

 

〈解決策〉

さまざまな子どもと関わることができる、特別な立場と思う

クラスを固定したいと考えるときには、園長先生や主任保育士に相談する

 

フリーの保育士として、多くのクラスに入ることができるのは、その分多くの子どもに関われる特別な存在であるともいえます。

 

最初は、名前を覚えたり苦労はあるかもしれませんが、慣れて子どもたちと遊び込めるようになれば、自由遊びの時など声をかけてくれる子どもが増えたり、それぞれがどんな子どもか分かることも増えていくかもしれません。

 

そんな特別な立場を楽しめるようになるとよいですね。どうしても、クラスを固定したいと思う場合には、園長先生や主任保育士に相談をしましょう。すぐには難しいかもしれませんが、時期を見てクラスを固定してもらえるかもしれません。

 

持ち帰りの仕事がある

保育園の業務の中で、できない仕事は持ち帰って行う場合もあります。園によって異なりますが、制作準備や行事で使用する衣装など、業務内でできない場合パート保育士にお願いされることもあるようです。

 

家庭を持つ方には、家庭とのバランスが上手く取れず負担に感じ、辞めたいと思うこともあるでしょう。

 

〈解決策〉

勤務内で出来ないか相談する

 

一緒に組んでいる先生に、勤務時間内でできないか相談していきましょう。負担が大きくなるほどの制作準備や衣装作り、行事というのは、それ自体が無理があるかもしれません。

 

担当するクラスによって異なりますが、年齢が大きい場合には、子どもが遊びの中で衣装作りに参加できるようなものするなど、工夫できる場合もあるかもしれません。

 

そうすることで、子どもにとっても思い出深いものになるでしょう。負担を減らし、時間内にできるようなやり方を考えていけるとよいですね。

 

働き方

働き方

paulaphoto/Shutterstock.com

 

パートでの働き方について、収入面や家庭とのバランスについて悩む方もいるようです。働き方の悩みの具体例と解決策をまとめました。

 

収入

パート保育士として働いていると、思っていたほど収入を得られないと感じる方もいるようです。パート保育士は仕事内容の割に、時給が安いと悩む方も多く、辞めて他の仕事をしたほうがよいのではと考えることもあるようです。

 

〈解決策〉

ダブルワークも視野に入れる

 

希望の仕事に就いているのであれば、辞めてしまうのはもったいないことです。今の仕事を続けながらできる、ダブルワークという働き方を視野に入れてみるのもよいかもしれません。

 

空いている時間を利用して、保育士の資格を活かしベビーシッターを行うこともできるでしょう。ダブルワークを行うときには、職場に副業をしてもよいかきちんと確認を取ることで、トラブルを事前に回避できるかもしれません。

 

勤務時間

子どもが増えたり保育時間の変化で、勤務時間が長時間になることもあるようです。勤務時間が長くなることによって、家庭とのバランスが取りづらくなったり、体力的に疲れてしまうこともあるでしょう。勤務時間の変化が負担となり、辞めたいと感じることもあるようです。

 

〈解決策〉

園長先生、主任に相談をし、勤務時間を変更する

腰痛対策にコルセットや体を壊さないよう対策をする

 

勤務時間が長くなり、負担を感じるようになったら、早めに園長先生や主任保育士に相談しましょう。体を壊してしまったり、家庭とのバランスが取れなくなり辞めてしまうことがあると、そのほうが保育園にとっては大きな負担となります。

 

早めに相談することで、パート保育士や延長時間専門の保育士を雇ってもらえるようになりかもしれません。

 

また、乳児クラスの担当となると、長時間の勤務により、抱っこやおんぶが増え腰痛を感じることもあるかもしれません。体を壊さないように、コルセットも巻くなど体の負担を減らせるような工夫をしていきましょう。

 

保育園の行事が重なると、自分の子どもの行事を優先できない

パート保育士の中には、子どもを育てながら仕事をしている方もいます。中には、子どもの行事と保育園の行事が重なり、仕事を休むと園全体に迷惑がかかり、やむを得ず、自分の子どもの行事を諦める方もいるようです。

 

そのようなことが続くと、「自分の子育てを犠牲にしてまで仕事をしている意味は何だろう」と悩むこともあるかもしれません。

 

〈解決策〉

行事が分かった時点で早めに、園長、主任へ相談する

転職も視野に入れ、子育て中の保育士が多く、そういう休みに理解のある職場を探す

 

子どもの行事と保育園の行事が重なった場合には、分かった時点で園長先生や主任保育士に相談しましょう。早めに相談することで、行事の時にいないことを前提に計画を立ててくれるなど、配慮してもらえるかもしれません。

 

どうしても難しいようなら、転職も視野に入れていきましょう。就職活動をするときには、子育て中の保育士が多く、そういうお休みに理解のある職場を探していくことで、同じ悩みを抱えずに済むでしょう。

 

パート保育士でも働きやすい職場環境を

パート保育士でも働きやすい職場環境を

buritora/Shutterstock.com

 

パート保育士が「辞めたい」と感じる悩みについて、解決策と合わせて紹介しました。

 

パート保育士は家庭との両立など、さなざまなことを抱えながら仕事をしている方も多いでしょう。そんな中で、1人で悩みを抱えながら仕事を行うことは、それだけでもストレスとなります。悩みが出てきたときには、早めに相談をし解決の糸口を見つけていけるとよいですね。

 

パート保育士でも働きやすい職場環境が、保育を楽しみながら行えるポイントとなっていくでしょう。

 

また、保育士資格を持っているならばキズナシッターを検討してみてはいかがでしょうか。キズナシッターは「保育士資格、幼稚園教諭免許、看護師免許の保有者だけ」が登録できる、ベビーシッターのマッチングサービスです。

 

ベビーシッターは、利用者さんと子どもとのやりとりが中心となり、自分の空いている時間、最低2時間からお仕事が可能なため、時間の融通がききやすいことが特徴です。また、時給は1600円からとなり、働き方によっては高収入も期待できます。

 

保育経験を活かし、1人ひとりとじっくり関わりながら保育ができるベビーシッターも選択肢のひとつに考えてみてはいかがでしょう。

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