インタビュー

モンテッソーリ教育の保育園勤務、北欧の保育園視察を経て、ベビーシッターの仕事を選んだ理由

中学生の頃から、目指すは「保育士」。福祉においてより先進的な北欧の保育園の視察など、その時々で自分自身に必要だと思ったことを積極的に採り入れてこられた山崎さん。「より保護者さんの気持ちに寄り添うという観点で、保育士としてのレベルアップにもベビーシッターの経験は必要。」とお話しされる背景を取材させていただきました。

ベビーシッター情報

 

今回取材させていただいたベビーシッターさんのご紹介です。

モンテッソーリ教育の認証保育園で0歳~6歳の幅広い年齢のお子さんと関わりをお持ちです。

キズナシッターには2018年1月にご登録くださりました。

 

 

山崎さんのプロフィールはこちら

https://kidsna-sitter.com/profile/28053

 

 

<実際の山崎さんへのレビュー>

 

・人見知りの息子がすぐに仲良くなってびっくりしました。安心してお任せできました。

・息子とすっかり仲良くなっていただき、お食事やお遊びなど丁寧にサポートしてもらってるおかげでどんどん息子が成長しています。

・優しそうなシッターさんで、子どもにしっかり目を配っていただけたのが印象的でした。

 

保育の道を目指したきっかけは何でしたか?

 

中学のときから保育士を目指していて、その頃の職場体験も保育園に行ったことを今でも覚えています。保育や福祉のほうに興味をもったきっかけは、たまたまノンフィクションの小説を読んで。『それと呼ばれた子』って知ってますか?(―私も当時読みました!壮絶な虐待の体験談ですよね。すごく心に残ってます。)

その小説が自分の胸に響いて。あの年齢で読むには刺激がなかなか強かったですね。そんなきっかけに加え、ちょうど地元の中学校の近くに養護施設があって。「そういう場所があるんだ、こういう子どもがいるんだ」っていろんな気持ちが湧き上がってきて、保育士を目指せば全部つながると確信しました。

 

キズナシッターを始めたきっかけは何でしたか?

 

きっかけは保育士バンクの方から連絡をもらったことでした。

保育園での勤務経験を4年間積み上げたところで一旦区切りをつけ、福祉においてもっと先進的な国を知りたいと思い、北欧を旅して森の中の保育園に見学に行かせてもらったり、もっと広く世界をみて過ごした時期を終えて、「さて、もう一度保育園に戻ろう」と動いている中で、今までの考えにはなかったベビーシッターという選択肢に出会いました。ベビーシッターとしてより密に保護者と関わることができれば、もっと保護者の目線を知れるのではないか、もっと寄り添った声のかけ方ができるのではないか、と考えました。

 

キズナシッターの姉妹サービスの保育士バンクにご登録くださっていたのですね。保育園のお勤めの時と、ベビーシッターのお仕事とではどんな違いがありますか?

 

保育園に勤めていたときに、「園で報告を受ける様子と家での様子がまったく違って困っている」という保護者さんからの相談を受けることがありました。ベビーシッターになってみて初めて保護者さんがお話しされていたような姿を目の当たりにして、「お家ではこんな風に大変だったんだ」ということを理解することができました。でもそこでお子さんに対して”叱る”ということはしないようにしています。保育園だとその園の方針とかねらいが明確にあって、それを見た保護者が選びますよね。園が考えているやり方が前提で、どちらかというと保護者がそこに合わせていくものだと思います。それに比べてベビーシッターは、”全部そのご家庭ごとのやり方に合わせる”というのが私の考えです。決まった方針というものがない分、やり方はいくらでもあります。その中で、保護者の方がどれが一番いいと思うのかを考えてご提案しています。

 

決まり事がない中ですが、普段心掛けていることや山崎さんのマイルールのようなものはありますか?

 

できないことをやらせたり、新しいことにチャレンジさせたりすることはせず、お子さんがいつも通りの生活スタイルでおだやかにいられるようにということを心掛けています。ベビーシッターは一回が短い時間だったり、ご家庭によっては週1日だったり月に数回だったりと毎日お子さんと顔を合わせるわけではないので、それよりも、お父さんお母さんが帰ってきたときにお子さんをいつも通りの落ち着いた状態で引き渡しすることが大事だと考えています。そのため面談ではものすごく細かく丁寧に普段の様子をヒアリングするようにしています。例えばお子さんの普段の生活のサイクル。サイクルは子どもによって違うので、普段何時間寝るか、どのくらい食べるのか、お友達とわいわい遊ぶのが好きなのか、ざわざわしているのが苦手で静かに一人で遊ぶのが好きなのか、など。

新しい遊びにチャレンジしたり普段と違うことを経験させるのは大事ですが、できるだけお子さんの負担のないように楽しめるようにと考えています。

 

その他には地震や災害を想定して、マンションの避難経路を確認したり、外にいるときになにかあったらここに逃げようというのは日頃考えています。仕事前にスマートフォンは必ず充電して、なおかつモバイルバッテリーをいつも持ち歩いています。

 

あとは私の場合はシッティング開始前にお家で服を着替えさせてもらっています。お宅に伺う前の電車の中で自分の服に菌がついているような気がするので、シッティング前に着替えて清潔な服装でお預かりしています。エプロンも必須の持ち物です。新生児の場合おしっこの引っかかりや嘔吐もありえるので、準備しておくに越したことはないと思っています。

 

ベビーシッターとして保護者さんとの距離が近くなって、どんな発見がありますか?

 

保育園では想像がつかなかった、ベビーシッターならではの学べることがたくさんあると思います。保育園では基本的にはお子さんの話しかしませんが、ベビーシッターは逆にお子さんの話ばかりではなく、「今日の服かわいいですね」なんて風に、同じ職場にいる先輩のように他愛もない話をします。好きなお酒やコスメの話だったり。今の自分のほうが保育園に勤めていた頃よりもフレンドリーで、いい意味で肩の力を抜いた関わりができている気がします。保護者さんも教育的な観点でのアドバイスばかりを求めているわけではないんだなと気付いたのです。普段いろんなところでアドバイスや指導はもらっていると思うので、必要以上に踏み込んでもらいたくないと感じてらっしゃる保護者さんも実は多いのかもしれません。ベビーシッターをやってみたからこそ、より保護者さんの気持ちに近づくことができたと思います。保育士としてレベルアップするためにも、ベビーシッターとしての経験はあっていいのではないかと思っています。

 

子育て中の保護者さんへ伝えたいこと

 

保護者さんは初めての子育てで手探りでパパママ業と仕事をこなし、そして忙しい中でも可能な限り子どもとの時間を作って本当にすごいと思います。しっかり子どもと向き合おうとしている姿を尊敬します。ただ、ベビーシッターに依頼することに対して「自分が休むために預けるのってどうなんだろう?」と躊躇してしまうお母さんも多いと思うのですが、お父さんお母さん自身がしっかりリフレッシュすることって子どもの成長にもすごく良い効果が出るんですよ。それを知ってもらいたいし、「罪悪感なく預けていいし、お昼寝するためにだって預けていいんだよ」ということを伝えていきたいです。

 

私のベビーシッターの役割としては、今まで培ってきた知識と経験を活かして、普段お父さんお母さんができないような遊びを思いっきりやったり、お子さんにとって楽しい時間を提供することはもちろん大事だと思います。でもその先の目的として、ベビーシッターを利用することでお父さんお母さんがどれだけ心地よく生活できるか、どんな状態でお子さんを引き渡したらそのあとに少しでも保護者さんにゆっくりしてもらえるか、ということをこれからも考えていきたいです。

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