子育て

幼児教育の意味とは。幼児教育を取り組むときに大切にしたことや幼児教育の種類

幼児教育とはどのようなものなのかや、幼児教育の意味について考えるママやパパもいるのではないでしょうか。今回は、幼児教育の意味や幼児教育を取り組むときに大切にしたこと、幼児教育の種類について、ママやパパたちの体験談を交えてご紹介します。

幼児教育の意味とは

幼児教育とはどのような内容なのかや、意味するものについて気になる方もいるようです。幼児教育の考え方について文部科学省の資料をもとにご紹介するとともに、ママやパパたちが感じる幼児教育に関する悩みについて聞いてみました。

幼児教育とは

文部科学省の資料によると、「幼児教育」とは、満1歳から小学校入学前の子どもを対象とした家庭や地域社会、保育施設など生活するすべての場において行われる教育の総称とされています。一般的な「早期教育」といった知識のみを習得するための内容とは異なり、幼児教育は生涯にわたる学習の基礎を作ることや後伸びする力を培うことを重視しているそうです。幼児教育には、次世代を担う子どもたちが、知識や技術に加え、判断力・表現力・問題解決能力などの「確かな学力」や、他人を思いやる気持ちなどの「豊かな人間性」、たくましく生きるための「健康・体力」の3つの要素からなる「生きる力」を身につける役割があると考えられているそうです。

 

出典:第2節 幼児教育の意義及び役割/文部科学省

出典:これからの時代に求められる力とは?/文部科学省

幼児教育に関する悩み

「私は子どもの自主性を大切にしたいと考えているので、本人から『〇〇をやりたい』という声が出てくるまで幼児教育や習い事は考えていませんでした。子どもが年中クラスに進級すると、うちの子の周囲では習い事に通う家庭が増えてきたので、我が家も何かを始めたほうがよいかと焦る気持ちもあります」(30代/5歳児のパパ)

 

「子どもが成長するにつれて、粘り強く物事に立ち向かっていってもらいたいと考えるようになりました。習い事を取り入れたいと考えていますが、どのようなことをいつから始めたらよいのか悩んでいます」(20代/2歳児のママ)

 

幼児教育に対する周囲の状況や取り入れる内容について悩む家庭があるようです。ママのなかからは、習い事以外で幼児教育として取り入れられるものがあるか知りたいという声も聞かれました。

幼児教育に取り組むときに大切にしたこと

iStock.com/ arc image gallery

 

ママやパパたちに、家庭のなかで幼児教育を取り組むときに大切にしたことについて聞いてみました。

子どもの自主性

「子どもには自主性が身につけてほしいと考えています。出かけるときに『〇時に出かけるためには、やることは何があるの?』など子ども自身が考えて行動に移せるような言葉がけを意識すると、率先して行動するようになってきました」(40代/4歳児のパパ)

 

子ども自身が考えて行動できるように、言葉がけを工夫している方がいるようです。ママのなかには、結果よりも子どもがチャレンジする姿勢や取り組む過程を大切にしているという声も聞かれました。

見守る姿勢

「将来、悩んだり壁にぶつかったりしたときに自分で解決できるようになってもらいたいと考えているので、手や口を出したいときも見守る姿勢を心がけています。子どもの考えや行動を尊重するようになってから、意欲的に物事を取り組むようになってきたと感じます」(30代/3歳児のママ)

 

子どもの成長を信じ、見守る姿勢を意識することも幼児教育の心がけのひとつかもしれません。他には、子どもが遊んでいる様子を見守ることで「どのようなことに楽しさを感じているのか子ども自身を理解するきっかけになった」というパパの声もありました。

子どもとのコミュニケーション

「学校教育のなかで子ども同士がディスカッションをする機会が増えていると聞いたため、これからは対話して考えていくことが重要になるのではないかと思い、子どもとのコミュニケーションを大切にしたいと考えるようになりました。子どもと対等な気持ちで話すことで、子どもが考えを言葉にして私に伝えてくれることが増えたように感じます」(30代/2歳児と5歳児のママ)

 

家庭内のコミュニケーションを意識し、子どもとの対話を大切にしている家庭もあるようです。親子のコミュニケーションを通じて、相手の考えや思いに気づき、人を思いやる気持ちが育まれることにつながるかもしれません。

幼児教育の種類

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幼児教育にはさまざまな手法や内容があるそうです。幼児教育の種類についてご紹介します。

モンテッソーリ教育

モンテッソーリ教育は、マリア・モンテッソーリが考えた幼児教育の方法で、子どもの発達段階において自立する力を養うこと、責任感と周囲への思いやりがあり、生涯学ぶ姿勢を持ち続けられるような人間に育てることが目的とされています。子ども自身が選択した活動を自由に学び、納得するまで行うことを通して自主性を大切にしているといえるでしょう。

シュタイナー教育

シュタイナー教育とは、ルドルフ・シュタイナーが提唱した教育法で、すべての子どもはユニークな個性をもって生まれてくることを前提に考えられており、子どもの個性を大切にしているそうです。教育を子どもの意思や気持ちに働きかける総合芸術として捉え、自ら考えて判断や行動する人間を育む教育内容とされています。

レッジョ・エミリア保育

イタリアで誕生したレッジョ・エミリア保育という幼児教育もあります。レッジョ・エミリア保育は、「子どもの権利」や「社会性」、「時間」を尊重しているそうで、子どもの自主性や協調性を育む「プロジェクト活動」や、創造性を育む独自の環境を通じ遊びながら想像力を高める「環境作り」が特徴とされています。

ピラミッドメソッド

ピラミッドメソッドは、オランダの政府教育評価機構Citoによって開発された幼児教育法とされています。子どもが自分で選択して判断できる力を培うことに重きをおき、子どもに寄り添い、子どもの意思が尊重され安心感の満たされることを大切にしている内容のようです。

ドーマンメソッド

ドーマンメソッドとは、アメリカで生まれた幼児教育プログラムといわれています。グレン・ドーマン博士率いる人間能力開発研究所が脳の発達を研究したことをきっかけに、0歳から6歳の赤ちゃんや子どもは、障がいの有無に関係なく脳に適切な刺激を促すことで、可能性を伸ばせるといった考え方から生まれた乳幼児を対象とした幼児教育のようです。

ニキーチン教育

ロシアのニキーチン夫妻が7人の子どもを育てるなかで考案し実践したニキーチン教育も幼児教育の種類のひとつでしょう。ニキーチン教育の理念は子どもの創造力を育むことで、自分で考える力や目標に向かって課題を解決していく力を大切にしている教育内容のようです。

家庭に合わせた幼児教育の意味を見つけていこう

iStock.com/Yue_

 

幼児教育とは、知識のみを学ぶような教育とは異なり、人間らしく豊かな人生を歩んでいけるよう生きていく基礎を身につけることとされているようです。幼児教育を行う意味として、習い事を取り入れ方がよいのか、いつ頃から行うべきなのか悩む内容も家庭によってさまざまなでした。幼児教育を行うときに、子どもの自主性や見守る姿勢などを大切にした家庭もあるようです。幼児教育にはさまざまな種類があるそうなので、家庭に合わせた幼児教育の意味を見つけていけたらよいですね。

子育てのサポートが必要なときには「キズナシッター」へ

幼児教育に興味のある家庭のなかには、「子どもとの関わり方を知りたい」「自宅で幼児教育を行う環境を整えるときに子どもを預けたい」といった要望をもっている方もいるようです。子育てのサポートが必要なときは、「キズナシッター」を活用してみてはいかがでしょうか。

 

キズナシッターは、保育士や幼稚園教諭、看護師といった国家資格所有者のみが登録できるベビーシッターサービスです。保育の経験を活かしたベビーシッターの方によるシッティングのなかには、幼児教育のメソッドについて知識を身につけたベビーシッターの方も登録しています。

 

利用前には面談を実施し、心配なことや伝えておきたい内容を話す時間を設けているため、初めてでも利用しやすいと好評を得ています。幼児教育に取り組みたいと考えたとき、サポートが必要になった場合には、子育てのプロであるキズナシッターにご相談してみてはいかがでしょうか。

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